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CactiEZの導入:その1:インストール~環境設定

CentOS5にcactiをインストールしていましたが、OSがぶっ飛んでしまったので久しぶりにcactiで検索するとCactiEZなるプロダクトがリリースされていました。

CentOSをベースにCactiの主要プラグインをまとめたパッケージです。cactiは環境依存が結構あるので、これは便利。

早速新しくVMを作成してインストールしました。手順をまとめます。

<準備するもの>

CactiEZISOファイル (リンク先はISOをtar.gzしてあるもの)

 

<インストールの手順>

1.VMはメモリが512MB、HDDは8GBで作成。

2.CactiEZのISOをCD-ROMドライブにConnectしてインストールCDからブート。

3.boot:プロンプトでEnterを押すとインストールが開始。

4.15分程度でインストール完了。

 

<環境設定>

やらないといけないことは、オフィシャルサイトに記載があります。一応順番に進めます。

1.ネットワーク設定 

表示される画面に沿って自分のネットワーク環境に応じて設定します。設定後、ネットワーク関係のデーモンを再起動します。

# netconfig
# service network restart

2.時刻合わせ

真っ先にこのコマンドで時刻合わせをします。

# ntpdate -u ntp.nict.jp

言うまでもないですが、監視システムの時刻合わせはかなり重要です。

3.Changing the root password

誰も見なくても変更しておきましょう。

# passwd

4.FTPサーバは無効

データのやりとりにはWinSCPPuttyを使ってください。

5.自動更新(yum)の無効化

デフォルトでyumが有効なので無効にします。

もちろんアップデートをかけ続けたいときはそのままでOKです。私は依存関係が崩れるのが嫌なので無効にしました。

# service yum stop
# chkconfig yum off

6.キーボード配列の変更

私は不要ですが、必要な方もおられるかもしれません。

# yum install system-config-keyboard
# system-config-keyboard

7.タイムゾーンの変更

監視システムにとっては時刻同期は肝です。色々な方法がありますが、次の手順で変更しました。

# cp -a /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

8.GUI環境のインストール

個人的には不要ですが、必要なら次のコマンドでインストールしてください。

# yum groupinstall "X Window System" "KDE (K Desktop Environment)"

9.cronでntpdateを実行させる

VMとCentOSの相性と言われますが、時刻ズレが生じます。先述した通り、時刻がズレているのは致命的なのでcronでntpdateを実行させることで無理矢理合わせてます。

rootのcrontabを編集します。

# crontab –e

0,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55 * * * * /usr/sbin/ntpdate –s ntp.nict.jp

10.完了

一応ここまでで環境の設定は終わりです。

あとはcactiの設定になります。