P2VやV2Vに利用できるVMware Converterの使い方についてまとめます。
Starter EditionとEnterprise Editionの2つのエディションがあります。
ざっくりとした言い方になりますが、Virtual Centerを利用している場合、Enterprise Editionが利用できます。
違いについては公式Webが分かりやすいです。
ブータブルCDによるクローニングが出来るかどうかが大きな違いになります。
ここでブータブルCDについて簡単に触れておきます。
ブータブルCDはWindowsPEで作られているため、起動に必要なドライバはたいていの場合組み込まれていますが、ものによってはドライバが入っていないことがあります。
そうした時には.isoファイルにドライバを追加します。追加にはpetool.exeを使います。petool.exeはVMware Converterのダウンロードファイルに付属しています。petool.exeは次のように使います。
petool -i <Conv_boot_cd.iso> -n <driver_folder_path>
さて、使い方ですがP2Vの場合、対象となるマシンをブータブルCDで起動させウィザードに従って進めていけば、それでOKです。
当然ブータブルCDでの起動なので、対象となるマシンは利用出来なくなります。Cold Cloningと呼ばれる理由ですね。
Hot Cloning、つまり稼働状態のままマシンを移行したい場合はVMware Converterをインストールする必要があります。
インストール先は対象マシンではありません。私はVirtual Centerが稼働しているマシンにインストールしました。