2008.11.13の日記

朝から障害連絡。9時半からセミナーに出る予定だったので、電話しつつ移動。

大した問題ではなかったが明日様子見に行く約束をした。

今日のセミナーはブレードサーバ。富士通のブレード製品は資料では見ていたけど実機を見るのは初めて。想像よりも大きい。hpのハーフサイズブレードは見たことがあったので、どうしても比べてしまう。

蓋を開けて見ると中は詰まっているような詰まっていないような。もう少し集積できればサイズも小さくなると思うが、なかなか難しいのかな。

ストレージブレードの中身はスカスカ。前後サイズはサーバブレードと同サイズになるので、奥行きがかなりある。HDDは2.5inchなので小振り。前部のHDDスロットと後部のコネクタ間はケーブルだけ。ちょっともったいないけど、どうしようもないか。

ブレードサーバはどこも大体同じ作りで、

  • シャーシ(エンクロージャ)
  • ネットワーク
  • 管理・KVM
  • 電源
  • ファン
  • サーバブレード

といったモジュールで構成されている。それぞれのモジュールの作り込みがそのままブレードシステムのセールスポイントになる。

例えばhpは冷却ファンを売りにしていて、小サイズ/高冷却効率がポイント。かなりの数の特許を取得しているらしい。日立はBladeSymphonyという管理ソフトが売り。NECは管理モジュールの出来が良い。富士通は…何だろうな。スペックには現れていないような印象。

販売ツールは出来が良くて、提案を行う際にはかなり便利そう。いつもHWの構成はシステム構成図とにらめっこしながら、力業に頼ってるけど、やっぱりツールは便利。力業で済む程度の規模でしか提案が出来てないので、そこは反省。

午前中は紙資料で座学。午後から実習。

サーバブレード以外の設定。IPアドレスを設定して、下準備。出来たところでサーバのIPアドレスを変更。NW環境が準備できたところで、管理クライアントに管理ツールをインストール。

管理ツールは極々シンプル。所謂イメージバックアップ・リカバリも可能だけど、hpのような高機能・複雑なものではなく直感的に使える分かりやすいもの。簡易版と詳細版のUIが用意されており、簡易版は主にユーザさんに利用してもらう。サーバが停止しているような場合、アラートが分かりやすい形で表示される。当然、簡易版では設定・確認できない項目があるが、運用に乗ってしまったら、ほぼ簡易版で事は済むだろう。

エラー時にメール送信する、といったことは実習ではできなかったけど、当然機能としてはあると思うので、実運用ではそのあたりはしっかり設定する必要がある。

注意すべき点は、管理ツールは所謂イメージバックアップ・リカバリ系の動作のためDHCPサーバが稼働するので、既存NWにブレードシステムを導入する場合、DHCPサーバのいないセグメントにマイグレーションするか、新規でセグメントを切り出す必要がある。あ、前提として管理ツールの入った端末と管理対象のブレードサーバ、エンクロージャなどは同一セグメントでないといけないらしい。ブレードサーバの業務系NWと管理系NWを分けることは出来るけど、あくまで「ローカルエリア接続」のレベルでNWを分けることになるのに注意がいる。管理用といってもOS(Windows等)から見えなくなるわけではないとのこと。

肝心のサーバブレードにはNICが6本、バインドされる。例えばWindowsServerだとローカルエリア接続が6つある、ということ。

6本は多いようだけど、普通に使う。業務系と管理系でチーミングを行うとするとそれだけで4本使ってしまう。冗長化のためにハートビート用とか、バックアップ用、となってくると6本使い切る計算。律儀に冗長化を考えると6本程度は使ってしまう。

と、いったセミナーを終え、社にもどりZABBIXの設定を進める。mysqlへの接続パスワードを指定するのを忘れていたことに気付くまで、データを受信出来ていないことにハマリ続けていたけど、ログを見て気付いた。その後いじくり回してようやくホスト、テンプレート、トリガーの関係が分かった。面白くなってきた。

帰宅して晩ご飯の準備。今日は一人が確定の上、料理がやや面倒なのでコンビニ系で済ませることにした。