まさにこれだ。

「語りたがらない人々」に属すると思う。

突発的に、「語らないといけない」と強迫めいた気持ちになってブログやはてなダイアリーのアカウントを作ってはすぐにやめてしまう。

どうしてそんな気分になるのかといえば、自分から発信するのがインターネットの醍醐味だ、みたいな思いこみがあるんだろうか。

ブログをまめに書く人は「自分語り」が好きな人、と少し見下したような気持ちを持ってしまう。

自分には語るべき言葉も気持ちも見つからないのに。

どうして言葉も気持ちも見つからないのか。それは

他人とつながることを忌避しているわけではなく、自分自身の情報、特に心理的なことや感情的なことについて表に出すことを忌避している。

ということをし続けてきたからかもしれない。

見知らぬ他人にまるで自分のことを観察されてきたかのような鋭い目線にびっくりした。

けれど逆に考えればこんな人間が世の中には沢山いるっていう証明にもなる。

当たり前のことだけど自分が特別ではないということに改めて気付いてしまう。

今日僕が何を食べて、ニュースを見てどんなことを感じたのか、なんて世の中の誰も興味を持ってないのは分かっている。けれど何かを語らないといけない、と思うのは自分の内面を表現したいと思っていることなんだろうな。